病気と薬

病気と薬 Illness&Medicine

病気と薬

病気全般

●MSDマニュアル 家庭版

MSDマニュアルは、1899年に創刊された、世界で最も広く活用されている医学情報源の一つです。米国、カナダではMerck Manual、その他の国と地域ではMSD Manualとして引き継がれており、医療者向けと家庭版があります。

●日本医師会 健康の森

●慶応大学病院 医療・健康情報サイト KOMPAS

●社会福祉法人恩賜財団済生会 症状別病気解説

●がん情報サービス(国立がん研究センター)

それぞれのがんの解説、診断と治療、予防と検診、また生活や療養など治療中のケアについての情報があります。その他、がん診療連携拠点病院など病院が探せます。

生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病)全般の情報

●e-ヘルスネット(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト)

●健康寿命をのばそう!Smart Life Project(厚生労働省)

生活習慣病とは、偏った食生活や睡眠不足、運動不足、喫煙、ストレスなどの積み重ねが原因となって発症する様々な病気のことをいます。予防のための知識を得ておきましょう。

全国の医療機関の情報について

●医療機能情報提供制度(医療情報ネット)について

医療機能情報提供制度(医療情報ネット)は、住民・患者による医療機関の適切な選択を支援することを目的として、平成18年の第五次医療法改正により導入されました。病院などに対し、医療機能に関する情報について都道府県知事への報告を義務づけるとともに、報告を受けた都道府県知事はその情報を住民・患者に対して提供する制度として運用しています。

●薬局機能情報提供制度について(各都道府県の薬局機能情報掲載ページ)

平成19年4月1日より施行された改正薬事法により創設された「薬局機能情報提供制度」について紹介するページです。

●#7119 救急相談センター

急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口として、「救急相談センター」が開設されています。
迷ったら 電話でもネットでも #7119

高血圧(本態性高血圧)High blood pressure

どんな病気ですか?

心臓から送り出された血液が、血管の壁を押す力のことを血圧といいます。血圧は心臓が送り出す血液の量、動脈の壁の弾力、血管の抵抗の強さなどの要素によって変わります。

血圧は日常の動作、時間、環境などの影響を受けて常に変動しますが、健常な人の身体では適切な値になるよう自己調節されています。しかし、この調節が効かず正常値よりも高い状態が継続することを 高血圧 といいます。

高血圧は他の病気が原因でも起こります(二次性高血圧)。ただし、高血圧全体ではこのような原因となる病気が特定できなかった 本態性高血圧が大半を占めています。高血圧になるリスクとして、食塩やアルコールの取りすぎ、喫煙、運動不足などの生活習慣の乱れなどがあります。

通常は特に症状はありません。ただし、血圧が高い状態を放置しておくと、心筋梗塞や心不全、脳卒中、腎不全などといった重篤な病気になりやすくなります。

さらに詳しく知りたい人は

●国立循環器病研究センター 高血圧

●特定非営利活動法人日本高血圧学会 一般のみなさま向けの情報 TOP

●厚生労働省 e-ヘルスネット

この病気のお薬が気になる人は

●患者向医薬品ガイド(医薬品医療機器総合機構)

●くすりのしおり(くすりの適正使用協議会)

脂質異常症Dyslipidemia

どんな病気ですか?

私たちの血液の中に溶けている脂質が正常の範囲にない状態のことを 脂質異常症 といいます。血液中に“悪玉コレステロール”や“中性脂肪”という脂質が多い状態を「高脂血症」と呼んでいましたが、“善玉コレステロール”という脂質が少ないことも危険であることがわかってきました。そのため、これらをまとめた概念として脂質異常症と呼ぶことにしています。

症状は特にありません。ただし、放置すると動脈硬化と呼ばれる、全身の血管が硬くなり、血管の内側が狭くなり、血液の通りが悪くなっていきます。心臓の血管が詰まった場合は心筋梗塞、脳の血管が詰まった場合は脳梗塞となり、命を脅かす病気を引き起こします。

治療の目的は、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中といった生活習慣病の予防です。食事を中心とした生活習慣の改善を試みます。それでも脂質の値が正常に戻らない場合はお薬で治療していきます。

さらに詳しく知りたい人は

●国立循環器病研究センター循環器病サービス「脂質異常症」

●一般社団法人日本動脈硬化学会 一般の皆様へ

●一般社団法人日本生活習慣病予防協会 生活習慣病 脂質異常症

この病気のお薬が気になる人は

●患者向医薬品ガイド(医薬品医療機器総合機構)

●くすりのしおり(くすりの適正使用協議会)

糖尿病(2型糖尿病)Diabetes mellitus

どんな病気ですか?

私たちが食事で摂取したご飯やパンなどの主食やお菓子の中に含まれる炭水化物は、体内の腸で消化・吸収され、ブドウ糖となって血液中に取り込まれます。このブドウ糖は膵臓で作られる「インスリン」という物質によって全身の細胞に取り込まれて、私たちの活動のエネルギー源となっています。

遺伝的な原因や生活習慣の乱れなどによって、このインスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなったりします。すると、血液中のブドウ糖が増えてしまい、血糖値が高い状態が続いてしまい、その結果、体にさまざまな悪影響をおよぼすのが 糖尿病(2型糖尿病)です。

主な症状は、のどが渇く、尿が頻回になる、体重が減る、などがあります。血糖が高い状態が続くと、手足の神経、目、腎臓に合併症を起こします。また、体全体の血管を傷め、心筋梗塞や脳卒中といった命を脅かす病気をおこしやすくなります。

糖尿病(2型糖尿病)の治療の目的は症状を治すだけではなく、合併症の発症や命を脅かす病気を防ぐことです。そのために、食事や運動といった生活習慣を改善しながら、内服薬や注射薬を使って血糖値を下げていきます。

さらに詳しく知りたい人は

●国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター

糖尿病に関する基本的な情報です。診断と検査、治療と薬、合併症などについて紹介しています。

 ・シックデイに関する情報

糖尿病の方が風邪をひいたり、具合が悪くて食事が食べられなかったりすると、血糖値を下げる薬の調整が必要になることがあります。これをシックディ(Sick day)と呼びます。

●公益社団法人日本糖尿病協会

●日本医師会 健康の森 主な生活習慣病(糖尿病、心臓の病気、脳卒中)

この病気のお薬が気になる人は

●患者向医薬品ガイド(医薬品医療機器総合機構)

●くすりのしおり(くすりの適正使用協議会)

●糖尿病のくすり(糖尿病リソースガイド)

糖尿病の薬が作用機序別に掲載されています。

(更新日 2022年3月16日)